勤務医時代に月末・月初になると医事スタッフから
「カルテに病名が漏れていますので入力をお願いします」
「病名と処方薬の整合性がとれていない個所があるので訂正をお願いします」
といった依頼を受けた経験はありませんか?
これも「レセプト業務」の中の「レセプト点検」の一部です。
診療報酬を保険者に請求する「レセプト業務」。
クリニックの収益を左右する、経営者として向き合うべき重要な業務です。
レセプトに記載漏れやミスがあると報酬が減額されたり(査定)、差し戻されて再請求が必要となったり(返戻:へんれい)、結果的に収入が減るばかりか余計な手間もかかりスタッフの残業も増えます。
「レセプトチェックソフト」はレセプトが正しく記載されているかどうか事前に院内で点検できるツール。
「レセプト院内審査支援システム」とも呼ばれています。
「レセプトチェックソフト」はレセプト業務の効率化によりスタッフの残業を低減、働き方改革にも貢献します。
簡易的なものから大病院が導入する高機能なものまであり、近年はクリニックにも幅広く導入されています。
かつて多くの医療施設では知識と経験の豊富なべてらん医事スタッフが目視でレセプトを点検し、収益を守る「番人」役を務めていました。しかし現在はそのようなスタッフの雇用は困難です。
「べてらん君collaboration Plus」は30年のノウハウ蓄積と最新データベースを備えた高機能「レセプトチェックソフト」。頼りになる“べてらんスタッフ”です。
- 最新データベースを元に人の目では行き届かないヒューマンエラーを高い精度でチェック。査定・返戻減と算定漏れ防止により効率的に収益を確保します。
- チェックスピードの向上により月次のレセプトチェックの業務量と時間を大幅に削減し、面倒な再請求業務もサポート。医事スタッフの残業を減らし働き方改革に寄与します。
- チェック結果を紙レセプト形式で表示できるビューワ機能を搭載。印刷しなくても見慣れている形式で点検・修正作業ができます。
チェック結果はエラー一覧や紙レセプト出力形式として表示。
レセプト点検が終わったら“確認済”にチェックを入れると、一覧でも進捗状況を確認できます。
- ❶算定必須チェック
同じ日に算定すべき項目に漏れがあった場合、入力した日付が異なる場合にメッセージを表示 - ❷診療行為に対する病名開始日チェック
診療行為と対応する傷病名の開始日との整合性をチェック - ❸薬剤に対する病名開始日チェック
投与した薬剤と、対応する傷病名の開始日との整合性をチェック - ❹併記病名チェック
診療行為や薬剤に対し、複数病名が必要な場合に入力漏れがないかチェック - ❺禁忌傷病名チェック
薬剤に対する禁忌傷病名があった場合にメッセージを表示 - ❻併用禁忌医薬品チェック
入力された医薬品同士が併用禁忌であった場合にメッセージを表示
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席を離れている間に処理をおまかせ「スマートチェック機能」
デスクを離れている間や退勤後にも処理を完了できます。
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1日単位からの分割チェックが可能な「日次チェック機能」
チェックを日次・週次の業務に細分化し、空き時間を有効活用して月次業務のボリューム軽減が可能です。
* 本機能は「べてらん君collaboration Plus」のみの機能です。 -
査定・返戻対応のためのデータ取り込み・再請求業務もサポート
増減点連絡書・返戻通知書データを取り込み、CSVでの表示や集計・印刷・データ出力などが可能です。
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「チェック結果集計」で改善点を見える化
結果の一覧表示だけでなく、エラー内容集計、件数の多い順や金額の高い順での表示が可能です。
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現場に合わせて選べる「辞書機能」を搭載
より幅広い業務の中で情報検索・確認ができ、医事業務をスムーズにサポートします。
* オプション販売となります。
搭載性能と価格など多角的な面から総合的に判断して『べてらん君collaboration Plus』を導入。DPCの部分でのチェック機能が他社のシステムより、充実していて使いやすいです。
導入後すぐに月120~130万円前後の病名漏れによる査定が減少しました。なので、導入コストはすぐに回収することができました。
以前に他社製品を使っていたこともありますが、操作性やスピードなどを含めて『べてらん君collaboration Plus』をお薦めします。
レセプトの金額だけでなく、いろいろな委員会活動や外部に対する研修に時間を使えるようになり、我々医事課職員にとって直接的な数字よりも大きい付加価値を生んでいると実感。